母親の愛情で健康的な体を手にした私

小さいころ、私はけっこう病弱でした。ちょっとしたことで鼻血を出したり、熱を出したり、いつも寝込んでいたように思います。学校も休みがちで、親も大変心配していましたね。このころ母はいろんな病院や薬を探し回っていたと記憶しています。そして、挙げ句の果てにはどこかの宗教にも手を出したりしていました。
あるとき近所のご婦人から、近くに少林寺拳法の道場があるから、体が弱いならそこへ行ってみなさいと言われたのです。母親はさっそく道場へ手続きに行ったのですね、私の意見も聞かずに。それは私が小学校の四年生のときでした。
少林寺拳法と言いますのは、よく知られている空手などの格闘技とはまったく違い、主にカタのみの演習の武道なのです。ですから試合などはありません。しかし、当時の私には、その練習はかなり過酷なものでした。腕立て伏せや腹筋、ランニングなど、それまでの私には想像もつかないことばかりでした。
また道場内は冬でも裸足。ちょっとでも寒がれば、「寒かったら、もっと体を動かせ」と怒鳴られます。一番こたえたのは、雪の日のマラソンでした。もちろん、冷たい雪の上を裸足で走ります。さすがに今はできませんね。やったらもっと具合が悪くなりますよ。それでも私はへこたれることなく、練習に行きました。
こうなると、もう病弱などと言ってられないですね。いつの日か、私はもの凄く健康になっていたようで、昔のように寝込むことはなくなりました。風邪をひくことはありますが、だからと言って病院へ行くことはなくなりました。そうですね、一時的に四十度くらいの熱が出ても、大概自分でなおしてしまいます。そういうときはたくさん着込んで、いっぱい汗をかいて、たらふく食べて、寝る。これに限ります。
子供のころ、あれほど病弱だった私がこれほどまでに健康的になれたのは、やっぱり少林寺拳法のおかげなのでしょうか。あの過酷な日々の練習の賜物なのではないかと思うときもありますが、やっぱり私は母親の愛情だと確信するのです。

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